女性の体の悩みの一つとして、よくあげられるのが生理痛です。 この生理痛は、いったいどうして起こるのでしょうか？

生理痛の原因として代表的なものとして「ホルモン」の働きがあります。 不要な内膜を排出するため、子宮を収縮させるのですが、そのときに子宮内膜から「プロスタグランディン」というホルモンが出ます。このホルモンが過剰に分泌されてしまうと、痛みや炎症を起こす働きがあるため、強い痛みを感じてしまうのです。

よく「子供を産んだら生理痛が軽くなった」と言う人がいますが、この場合は子宮や子宮頸管が出産することで広がり、スムーズに血液が流れるために、無駄な力が加わらないようになるからなんです。

また、他にも体が冷えることによって血行が悪くなり、生理痛が増す場合があります。冷えだけでなく、キツイ下着や洋服も血行を悪くする原因となりますので、生理中は着るものにも注意すると良いでしょう。

そして、特に気をつけて欲しいのが「病気」が原因となる生理痛です。 病気の症状として生理痛がひどくなるものの代表は「子宮内膜症」と「子宮筋腫」です。今までは生理痛がなかったのに突然酷くなった場合や、断続して酷い生理痛がある場合は、病気の可能性もありますので注意してください。